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■ 9月28日 ■
「拓さん、こういうエッチな本は、きちんと大人になってから見た方がいいと思うよ?」
「るっせ、大人になってまでそんなの読んでたら本気で寂しいだろうが!」
「……あ、それもそうだ」
「だろ? そうだろ? そういうものなんだよ、年齢制限なんてものは」
「でも、これ……マニアックすぎないかなぁ」
「それは俺の趣味じゃないぞ。うちに来た馬鹿の一人が、忘れてってそのまんまになってるだけだ」

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テーマ : 自作恋愛連載小説
ジャンル : 小説・文学

■ 9月27日 ■
 拓也の住む街には、割合大きな水上公園が一つある。中心の大きな池を囲むように散策用の道路とサイクリングロードが併設され、池ではボート遊びやへらぶな釣りができるという、まあ比較的どこの街にでもあるような類の公共施設だ。さすがに終局宣言以後は利用客も減少傾向にあるものの、全く人気が途絶えることもない。娯楽の類は真っ先に壊滅的な状況に陥ったため、時間を持て余した暇人達が継続して訪れ続けている。
 無論こういったスポットのご多分に漏れず、「この池でボートに乗ったカップルは必ず別れる」というジンクスがある。概ねこういったジンクスに統計学的論拠がないというのも、やはりどこにでもあるような話ではあったが。
「拓さん……この池のジンクス、知らないの?」

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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

神楽坂司

Author:神楽坂司
世界が終わる。
無慈悲に優しく、無造作に哀しく。
無意味に虚しく、無感動に冷たく。
世界は終わる。
終わりの中で初めて紡がれていく、優しくて哀しい人々の絆。避けられない終局を前にしたとき、彼らの選択はこの世界に何を残していけるのだろうか──?

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